債券の利回り

債券の利回りとは?


利回りとは、公社債(債券)を償還まで持ち続けた場合、利息など利益の総額が投資額に対して占める割合のことを言います。
1年当たりに換算します。
この算出式は、次のようになります。(税引き前、単利、%)
なお、日本の債券市場では、通常(1年超の割引債以外)は単利が適用されています。

利回り(%)={年利子+(売却価格-買付価格)÷保有年数}÷買付価格×100
  ※年利子=額面金額×利率。
  ※債券を満期まで保有した場合は、売却価格=償還(額面)価格。

債券の代表的なものに国債があります。
この最終利回りは、次のようにして算出されます。(税引き前、単利、%)

最終利回り={表面利率+(100-購入価格)÷保有年数}÷購入価格×100
  ※国債の価格は額面100円当たりの単価で表示。

これについて、例を挙げてみます。
表面利率5%、購入価格95円、償還までの保有年数を10年とします。
計算式は、次のようになります。

 最終利回り={5+(100-95)/10}/95×100
           =(5+5/10)/95×100
           =5.2/95×100≒5.47(%)

ちなみに、国債の種類を利払い方式で分類すると次のようになります。(→参照

  /利付国債 -固定利付国債…満期は、2年、5年、10年、20年、30年、40年。
  |          \変動利付国債…満期は、10年、15年。
  \割引国債…満期は、6ヶ月、1年。