▲不良債権の意味と種類
不良債権という言葉に関しては、しばしば意味が曖昧に使われる場合があります。
とりわけ、債務不履行、デフォルト、焦げ付き、貸し倒れなどの言葉の間には混同さえ見られます。
そこで、これらの言葉について確認してみることにします。
不良債権とは、回収困難、つまり債務不履行(=デフォルト)になる可能性が高い貸出金です。
長期(3ヶ月以上)の延滞債権や、貸出条件緩和債権(金利減免など)が中心です。
最終的に、回収不能(貸し倒れ、焦げ付き)に至ります。
不良債権に関する用語は、英語では次のように表現されます。
不良債権…bad loans; nonperforming bonds
債務不履行=デフォルト…default (failiar to perform a duty)
焦げ付き=貸し倒れ…bad default、 irrcoverable loan
このデフォルト率や回収不能率は、その時の状況や算定方法により変動します。
特に、回収不能率については、アナリスト(分析家)により見方が上下する場合があります。
債権の種類とその引当率については、おおよそ次のようになっています。
引当率は、基準が状況によって、時に法的な条件によって変動します。
不良債権は、このうち破綻先、破綻懸念先、要管理の3つの債権を指します。
( )内は、2002年度の主要銀行の各債権の債権全体に対する構成比率です。
破綻先 100%(1%)、破綻懸念先 60~80%(4%)、
要管理 20~25%(4%)、要注意先 5~10%(11%)、
正常 1%未満 (80%)
※引当率と回収不能率との間に、それほど極端な差はないと考えてよいでしょう。