◆バラマキとは、民主党よ、お前もか!
民主党が、今国会へ提出する予定の「子ども手当」法案の概要が7日、明らかになりました。
「ゼロ歳から中学校卒業までの子ども1人当たり月額2万6000円を支給する」というものです。
7月の参院選マニフェスト(政権公約)で掲げていました。
確かに、子育て費用や教育費に家計を圧迫されている家庭にとっては、大きな支援となるでしょう。
もう一人子供を増やそうか、という夫婦も増えることが期待できます。
問題は財源です。
これに必要な予算として、民主党は約5兆8000億円を見込んでいます。
これは消費税に換算すると、約2.2%にもなります。(→参照)
この制度が施行されれば、国民全員に消費税約2.2%にも相当する負担がのしかかってくるということです。
税負担の増大でなければ、行政サービスの低下、削減です。
年金財政も大きく圧迫させるはずです。
生活保護にもしわ寄せが行くでしょう。
受給額が減ったり、受給条件が悪化したり、財源の負担が増大するはずです。
このように、巨額な財源が必要になる最大の原因は、一人当たりの月額の大きさ以上に、親の所得制限がないことです。
子供の人数に応じて、全ての親に支給されます。
年間所得が数千万円の親にも、数億円の親にも同じように給付が行われるということです。
まさにバラマキそのものです。
年間所得2,3百万円の親のとっては、この手当ての価値は大きいでしょう。
しかし、数千万円、数億円の年間所得のある親にとっては、それほど大きな意味を持つとは思えません。
「限界効用逓減(ていげん=漸減)の法則」という経済原則があります。
財の消費量が増えるにつれて、追加の消費分から得られる効用(価値、満足度)は次第に減っていくという経験則です。
まさに、この原理が当てはまります。
この場合、所得が増えるにつれて、追加の所得分から得られる効用は減るということです。
国民の多くは、「子供手当て」を高額所得者(富裕層)にも支給することに疑問や違和感を持つでしょう。
批判的な目を向けざるをえないでしょう。
全ての親への手厚い保護は、自民党の公共事業のバラマキを連想させます。
民主党は、より多くの国民の支持、国民票を取り込みたいという焦りがあり、それが動因になっているのでしょう。
しかし、逆効果になりかねません。
国民は、「こっちの水は甘いぞ!」などという誘いに乗るほど軽佻浮薄ではありません。
民主党は、庶民の味方どころか、結果的には敵になりかねません。
「子供手当て」は、社会保障に留めるべきです。
本当に窮迫している人を中心に手当てされるということです。
誰がいつ窮地に陥るか分かりません。
そういうときのための支援、セーティネットです。
親の所得に応じて減額することも考えた方がよいでしょう。
例えば、「(年所得-500万円)÷500万円」の割合を減額します。
この場合、年所得1000万円以上の親は、手当てはゼロとなります。
甘い言葉より、現実をしっかり踏まえた施策が民主党にも求められます。
政権政党を担うつもりなら、その責任があります。
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