中国のバブル

中国バブルはいつ弾けるか?



中国の株式市場が世界的な株安を尻目に上昇しています。
株価は、この4年間で4倍になりました。(→参照


とりわけ、この半年の上昇は顕著です。
今年2月の上海発世界同時株安の時の株価と比べると約2倍に近くなっています。
直近(8月末日現在)の上海総合株価指数は、約5200です。半年前は約2700前後でした。
凄まじいものです。


1千万元の株を購入したなら、平均的に半年で2千万元近くになった計算です(1元≒16円)。
株長者が、湧き出るはずです。


日本のバブル期はどうだったでしょう。
絶頂期の1989年の最高値(日経平均)は、約3万9千円でした。
その4年前の最高値は、約2万2千円です。(→参照
2倍にさえ大きく不足しています。


その半年前の株価は、約3万5千円でした。(→参照
1割り増し程度です。
2倍増しの中国株のバブルがいかに驚異的かお分かりと思います。


今後どうなるでしょう?
来年8月の北京オリンピックまでは、減速しながらも、持ちこたえるような気がしないでもありません。
オリンピック特需です。
うまくいけば、2010年5月の上海万博まで、引き延ばすことができるかも知れません。


しかし、いずれ破裂が来るでしょう。
ソフトランディング(軟着陸)に成功しない限りそうなります。
中国政府も、焦り気味です。


バブルがはじけた時を考えると、空恐ろしくなります。
日本への大きな悪影響も深く懸念されます。


社会主義国下でバブルが弾けたときは、一体どうなるのでしょう。
人類が未経験のことです。
とても興味はありますが、恐ろしくもあります。


最後にババ(ジョーカー=暴落した株)をつかんだ人は悲惨です。
株取引は、ババ抜きに似ています。
必ず、損を被る者は現れます。避けられません。
しかし、民衆への悪影響は、できる限り小さいことを祈っています。


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