●古くなった食材も捨てないで
皆さんは、古くなった食材はどうしていますか?
期限切れと言うことで、廃棄している方も多いのでしょうか。
しかし、それは何とももったいないことです。
生ゴミとして、ゴミの量を増やします。
食材の購入に要したお金も無駄にします。
では、どうしたらよいでしょう?
ポイントは、加熱です。
基本的に加熱して、食べられないものはありません。
腐ったり、かびが生えたり、毒性の物質(ふぐ毒や有毒化学物質など)が混入しているものでない限り大丈夫です。
何の支障もなく食せるはずです。
一般的に賞味期限の決められた食材なら、通常はその倍近い期間までそのまま食べられます。
賞味期限が5日なら、期限切れ後5日までということです。
もちろん、保存をきちんとした上です。
一方、消費期限の場合は、その後にそのまま利用するのは危険です。
刺身などの生ものは、たいてい消費期限が厳しく決められています。
しかし、これらの食材が、そのまま食べられる期間を過ぎたからといって、直ちに捨てることはありません。
加熱すれば、十分利用できます。
悪臭がしていなければ、まず大丈夫です。
加熱の方法には、いろいろあります。主に次のようなものです。
蒸す、煮る、焼く、炒める、揚げる
特にお勧めは、電子レンジによる加熱です。
実に簡単で手軽です。
古い食材も、数分加熱すれば、一丁出来上がりです。
味が薄ければ、後でドレッシングやタレを振りかけても良いでしょう。
寒い季節に近づいています。
これから特にお勧めしたいのが鍋物です。
余った食材、期限切れの食材を全てぶっ込みます。
「ごっちゃ鍋」、「お楽しみ鍋」,「秘密鍋」などと称してもよいでしょう。
いわゆる「闇鍋」の一種です。
全く新しい味が発見できるでしょう。
水分量を少なくして煮込めば,煮物としても楽しめます。
せっかく、いろいろなからが汗を流して生産し、運搬し、販売してくれたものです。
多くの人の手を経ています。
食材は、元々生命体でもありました。
命の素をそのまま捨てるのは、何とももったいないことです。失礼なことです。
何とか生かすように工夫してやってください。