▲為替相場の変動要因と相場のサイクル
現実の経済の動きは、単純ではありません。
変動の因果は、様々に重層化し、錯綜しています。
(外国)為替も同じです。
変動要因は、ファンダメンタルズ(基礎的な条件)ばかりではありません。
将来に対する思惑、予測などという人間の恣意も大きく左右します。
しかし、主要な流れというものはあります。
それを把握することによって、経済の動きに対する理解はより正確になるでしょう。
今回は、それを為替の側面から取り上げてみます。
それを分かりやすくするため、簡単なサイクルの図にしてみました。
次のようになります。
日本の金利が高い→日本の金融商品の購入↓ 為替政策
日本の株が割安 → 日本株の購入 ↓ ↓ ↓
日本の物価が安い→日本物品の購入→円が必要→円買い(ドル売り)
↑ ↓
ドル高(円安) 円高(ドル安)
↑ ↓
ドル買い(円売り) ←ドルが必要←米国物品の購入←米国の物価が安い
↑ ↑ ↑ 米国の株の購入 ←米国の株が割安
為替政策 ↑米国の金融商品の購入←米国の金利が高い
為替政策とは、政策当局の為替市場への介入です。
日本の場合、日銀が円買い・ドル売りや、その逆などを行います。
アナウンス(メント)効果(公表による心理的な宣伝効果)も期待できます。
為替相場を変動させる要因を期間的に分けると、およそ次のようになります。
・長期的要因…物品の売買(貿易)。
・中期的要因…株や金融商品の売買(投資)。
・短期的要因…為替取引、ヘッジファンドなどによる資金移動(投棄)。
円キャリートレードとは、米国の金利が高いことや株が割安であることを背景に、利益(収益)の獲得を目的として、円を借り、ドルに交換して運用することです。
ドル高圧力になります。逆に、利益や元本を円に戻すときは円高圧力になります。
0 件のコメント:
コメントを投稿