為替相場の変動要因

為替相場の変動要因と相場のサイクル



現実の経済の動きは、単純ではありません。
変動の因果は、様々に重層化し、錯綜しています。
(外国)為替も同じです。


変動要因は、ファンダメンタルズ(基礎的な条件)ばかりではありません。
将来に対する思惑、予測などという人間の恣意も大きく左右します。
しかし、主要な流れというものはあります。
それを把握することによって、経済の動きに対する理解はより正確になるでしょう。


今回は、それを為替の側面から取り上げてみます。
それを分かりやすくするため、簡単なサイクルの図にしてみました。
次のようになります。


 日本の金利が高い→日本の金融商品の購入↓    為替政策
 日本の株が割安  → 日本株の購入  ↓    ↓      ↓
 日本の物価が安い日本物品の購入円が必要円買い(ドル売り)
                                  
  ドル高(円安)                       円高(ドル安)
                                  
 ドル買い(円売り) ドルが必要米国物品の購入米国の物価が安い
     ↑           ↑  ↑ 米国の株の購入  ←米国の株が割安
   為替政策        ↑米国の金融商品の購入←米国の金利が高い


為替政策とは、政策当局の為替市場への介入です。
日本の場合、日銀が円買い・ドル売りや、その逆などを行います。
アナウンス(メント)効果(公表による心理的な宣伝効果)も期待できます。


為替相場を変動させる要因を期間的に分けると、およそ次のようになります。
・長期的要因…物品の売買(貿易)。
・中期的要因…株や金融商品の売買(投資)。
・短期的要因…為替取引、ヘッジファンドなどによる資金移動(投棄)。


円キャリートレードとは、米国の金利が高いことや株が割安であることを背景に、利益(収益)の獲得を目的として、円を借り、ドルに交換して運用することです。
ドル高圧力になります。逆に、利益や元本を円に戻すときは円高圧力になります。


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