◆第三セクターは金食い虫!
第三セクターは、公企業と私企業の中間的な存在です。
出資(資金の提供)が国または自治体などと民間企業の共同で行われます。
多くの場合、自治体が最大の出資者です。
出資と言うことは、融資(貸出)と違いますから、もし倒産した場合は、資金返却の義務がないと言うことです。
この出資金は、税金で調達されています。
従って、倒産すれば、投入した税金がまるまる無駄になると言うことです。
もちろん、利益を上げれば、それは第三セクターの懐に入ります。
つまり、損をしたら自治体に負担させ、得をしたら自分たちがもらうということです。
彼らにとっては、極めて都合のいいシステムです。
職員も、行政から派遣されているものが少なくなく、幹部には、多くの自治体OBが天下っています。
そのため、経営は硬直化し、責任感が希薄になり、経営認識が甘くなりました。
現在、第三セクターは2700社あると言われています。
現在、3社に1社が赤字だと言われています。
いずれ、つけは自治体に回ってきます。
自治体の財政負担は、増大することになります。
そうなると、住民の税負担も増やさざるを得ません。
住民税や固定資産税などが上がるでしょう。
当初、国民やマスコミは、彼らの巧みな宣伝に乗せられて、賞賛するものさえ少なくありませんでした。
赤字企業の救世主が現れたかのようでした。
しかし、それはまやかしでした。
今やメッキは剥がれています。
お上の甘い言葉には、十分注意しなければなりません。
その裏にあるものや本質をかぎ取る力が必要です。
だまされる恐れがあるからです。
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