厚着して寝よう

厚着して寝るメリットは意外に大きい


寒い季節になりました。
これからますます厳しい寒さが待ちかまえています。
とりわけ夜間の冷え込みは一段と増します。

寝るときには、布団を重ねなければなりません。
時には、暖房器具を利用しなければなりません。
ストーブ、エアコン、電気毛布などです。

折しも、灯油を初めとする燃料は高騰しています。
対策が必要です。
そこでお勧めするのが、厚着(重ね着)しての就寝です。

厚着して寝ることには、いろいろのメリットがあります。
主に次のようなものです。

・布団の枚数を大きく減らせる。
 厚手の衣類一枚は、布団1枚に相当します。
 冬でも,多くの場合、毛布2枚程度で過ごすことが可能となるでしょう。
 厚い布団を用意しなくて済みます。
 布団を減らせれば、布団の購入、収納空間の確保などのコストが大きく圧縮できます。
 洗濯、管理などの面倒も減ります。

・夜間のトイレ利用が楽になる。
 厚着は,トイレの回数が多くなった高齢者には利点が大きいでしょう。
 身体を冷やさないで済みます。
 風邪を引く恐れも,さらに血圧の急激な変動によるリスクも減らしてくれます。

・地震や火災,不審者の侵入などの緊急時の際、迅速な対処ができる。
 厚着していれば、危急な事態に対し逃げやすいし,直ちに行動をとれます。

寝衣には、とりわけ、ハイネック(襟高)で、ファスナー式のものが最適でしょう。
首筋から熱を逃がすこともなく、また温度調整も容易だからです。
ジャージ(運動着)タイプのものが機能的でお勧めです。
ちなみに、通常の服を着ている状態では、体温の6~7割程度が首筋から上部で失われるとされています。

厚着は,夜の夫婦生活などには不便でしょうが,回数が少なくなれば面倒も減ります。
月1,2回裸身になるために,常に薄着をしてスタンバイしているというのでは効率が悪ぎます。

なお、冷え込みがとくに厳しいときには,マスクや目出し帽なども役立ちます。
異様な出で立ちになりますが、防寒効果の極めて大きいことは確かです。
寝具が汚れることも減ります。
一度、お試しください。