雨の吹き込み

雨の吹込みにご注意!


暑い日が続いていましたが、ようやく一息つけそうです。
今まで厚さを緩和するため、窓を開け放しておくことは多かったと思います。
半分習慣化していたかも知れません。

しかし、間もなく、秋雨の季節です。にわかに降ることもあります。
ついうっかりしていると、雨を家の中や車の中に吹き込ませてしまう可能性があります。
そこで、今日はこのことに役に立つと思われる知恵に触れてみたいと思います。

雨の吹き込みに関しては、風の向きが重要です。
吹き込む方向の窓が大きく開いていれば、被害がより大きくなるからです。
後の始末が面倒なばかりでなく、家計的にも無駄を強いられます。

風の発生には、複雑な要因が絡んでいます。
そのため、しばしば錯綜した吹き方、入り乱れた吹き方をします。
しかし、普段、最も多いのは西風です。西風が基本となります。

これは、日本の上空に年中、偏西風が吹いているためです。
その中には、時速数百kmに及ぶジェットストリームが流れています。
このため、たとえば今日、中国の上海河口付近の天気が、明日には九州地方の天気になり、明後日に本州中部の天気になるといった具合になります。

だから、一般的には、西風に最も注意しなければなりません。
もちろん、風はどこからでも吹きます。
とくに、冬は北風、夏は南風が勢いを増します。
温かくなるときは南風、寒くなるときは北風と覚えておいてもよいでしょう。
また、台風が近づいているときなどは、東風が大きく強まります

雨の吹き込みに関しては、突然の激しい雨に最も注意しなければなりません。
その原因は、たいてい雷雨がもたらします。
雷の発生は、多少の波はあるものの、四季は問いません。

雷雨は、いつ襲来するか分かりません。
雷鳴がきこえてきたら、20~30分以内に激しい雷雨に巻き込まれると思った方がよいでしょう。
激しい雨は、多くの場合、数十分続きます。
「雷3日」などといわれることもあります。
数日続くことが多いということも頭に置いた方がよいでしょう。

いずれにせよ、家の窓、車の窓を開けたままにしないよう用心することが必要です。
用心を促す諺には、「濡れぬ先の傘」、「跳ぶ前に見よ」、「備えあれば憂いなし」、「後悔先に立たず」、「予防は治療に勝る」、「用心は怪我なし」などたくさんあります。
油断は禁物です。