◆広辞苑にも不備はある
日本で最も権威のある国語辞典といえば広辞苑(岩波書店)です。
熱烈な信者もいるほどです。
新聞などでの引用頻度も群を抜いています。
しかし、何事にも完璧というものはありません。
特に人間の創造物は、いつもどこかに不完全な部分を残しています。
広辞苑といえども同じです。
この辞典の見出し語について、私が拾った未掲載の語句について紹介させていただきたいと思います。
もちろん、これらは私個人で見付けたものに限られています。
実際に掲載漏れと考えられる語彙はかなりの数になると思います。
私が今回使用した辞典は、第五版です。
最新版(第六版)には、この内のいくつかは取り上げられていると思います。
私は、まだ確認しておりません。
確かに、版を重ねる事に、見出し語の中に見当たらない語彙は減少してきました。
しかし、最新版でも、なお不備は残しているでしょう。
興味深いところです。
皆様の新しい発見に期待します。
ちなみに、これらについて岩波書店様にはご報告申し上げました。
しかし、さすがに権威のある岩波さんです。
音沙汰はありませんでした。全く取り合ってもらえませんでした。(無視と言うことです)
岩波ファンとしては、大変残念で悲しい思いがしました。
では、見出し語の中に見当たらなかった語彙を書き留めます。
下のようになります。
なお、インターネットでは、これらの語彙は全て多用されていました。
あたぼう 一槽式 逸失 応談 大葉(食材) おかん オッス おまんこ(まんこ)
がりがり(体形上の用語) 器質 サイバー 精通(性に関する用語として)
チャリ 突合 どぶ板選挙 はちゃめちゃ パラサイト マヌーバー(maneuver)
もこもこ(隠語、擬態語) もっこり(隠語、擬態語) 料率 ねんねえ むしょ(務所)
※卑猥な語を加えて失礼します。
最も膾炙される卑猥な語が省かれているとは、いかにも岩波らしいと言えますが…。