年金に関する数字

年金に関する主な数字


年金問題について考える際にポイントとなる数字を簡単にまとめました。
(2006年度分の公表値を参考にしています。)
次のようになります。お役立ていただければ幸いです。(→参照

 国民年金保険料納付率…約49%(免除者、猶予者を含む)
 ※ 納付率=保険料納付済総月数÷保険料納付対象者総月数

 国民年金保険料の徴収不能額残高(累積額)…約12兆円
 社会保険庁の目標徴収率…約75%

 国民年金保険料給付額…1兆8000億円
 厚生年金保険料給付額…22兆2500億円
  ※ 厚生年金=国民基礎年金+老齢厚生年金(報酬比例)+α

 国民年金の積立金残高…9兆3800億円(時価)
 厚生年金の積立金残高…約139兆7500億円(時価)

 国民年金の被保険者数…約2100万人(第1号被保険者)
 厚生年金の被保険者数…約3400万人

 国民年金の受給者数…約450万人
 厚生年金の受給者数…約2300万人

 消費税1%相当額…約2兆6000億円(→参照1参照2
 65歳以上人口…約2700万人(06年末時点)
 
 生活保護受給世帯数…約110万(被保護実人員は約150万人)
 高齢者保護受給世帯数…約47万(→参照
 生活保護費の国庫負担額…約2兆5000億円(→参照


 基礎年金として年100万円を65歳以上の全ての人に支給した場合の予算額
 …100万円×2700万人=27兆円
 ※ ただし、受給に所得制限、資産制限を設けた場合は、その基準によって必要額は
   減少。これについては、過去記事で試案を示しました。(→参照
 ※ 05年度の基礎年金支出額は約17兆円、このうち国庫負担分は約6兆円。
   (→参照

なお、年金運営のための方式には、次の2つがあります。
 積立方式…給付に必要な財源を、現役世代が前もって積み立てていく方法。
 賦課方式…給付に必要な財源を、現役世代から徴収した保険料によってまかなう
                  方法。
※ 現在の日本の年金財政は、原則として賦課方式だが、積立金で部分補強する
    折衷型。