▲迷惑メール対策
見知らぬ相手から一方的に送りつけられてくる迷惑メールに不快な思いを抱いている人は、多いでしょう。
日本だけでも、1億人近い人が毎日面倒を強いられているはずです。
国内発の迷惑メールの9割ほどは、出会い系サイトの宣伝と見られています。
問題は、これらが犯罪の温床になりやすいということです。
特に、青少年の被害は深刻な社会問題となっています。
政府も、通称「迷惑メール規制法」などで対策を講じてきました。
しかし、迷惑メールが減っていく気配は、一向に見えません。
そこで、このたび総務省は、規制強化の検討に着手しました。(→参照)
最大のポイントは、「事前に受信を承諾していない相手に、宣伝目的のメールを送ることを違法とする」ということです。
もし、この法案が成立し、実効性を表せば、迷惑メールは大きく減るでしょう。
これによって被害を受ける人も激減するに違いありません。
多くの人が期待しているところでしょう。
それまでは、自分で迷惑メール対策に努めるしかありません。
ほとんどの人は、既にその方法をご存じのことと思います。
しかし、初心者の方などの中には、不案内の方も多いと思われます。
そこで、迷惑メールをできるだけ少なくする注意や工夫を紹介してみたいと思います。
その主なものを挙げると、次のようになります。(→参照)
1.自分のメールアドレスを不用意にインターネットのサイトなどに表示、公開しない。
迷惑メール送信者たちは、自動的にサイト上からメールアドレスを収集するツールを使って集めています。
とりわけ、悪意の第三者が、知り得たメールアドレスを勝手に公開してしまっては手の打ちようがありません。
このようなことが原因で増殖拡散する迷惑メールを帰省防止するためにも、上記のような法律の早期制定が望まれます。
2.一方的に送られてくるメールには返信をしない。
返信することによって、相手にそのメールアドレスが有効だと教えることになります。
3.迷惑メールに書かれているURLをクリックしない。
サイトにアクセスすることで、相手にメールアドレスが有効だと教えることになります。
では、迷惑メールをできるだけ受信トレイに入れないようにするには、どのようにすればよいのでしょう。
簡単にできる1つの方法を紹介します。
Microsoft Outlookの場合について説明します。次のようになります。
なお、他のメールソフトもたいてい同じような機能があり、操作手順も似ています。
「受信トレイ」の迷惑メールを右クリック→「迷惑メール(J)」→「送信者を[受信拒否リスト]に追加(B)」
※「受信拒否リスト」は、上方のメニューバーの「アクション」→「迷惑メール」→「迷惑メールのオプション」の中にあります。
※ 右クリックは、キーボード最前列右の「アプリケーションキー」の利用が便利です。
これを利用して、「アプリケーションキー」→「J」→「B」と打てば、早くできます。
迷惑メールが多い場合は面倒ですが、邪魔者をやっつけるゲームの気分でやってみてください。多少のストレス解消にはなるでしょう。
ただし、大事なメールまで[受信拒否リスト]に追加してしまわないようご注意下さい。
その場合は、再び「迷惑メールのオプション」を開き、必要なメールをそこから削除してください。